スマートコントラクトと公証人
Feb 15, 2022
Ethereum のブロックチェーンは基本的には契約の事実を記録することだけ(副作用として関連するパラメタをアトミックに変更することもできるけど)だから、現実でいうと土地とか会社の登記をする法務局に似ている。それに対し、マイナーは書類の真正性を保証する公証役場みたいなものと考えれば、何となく理解できるんじゃないかな。
不動産も会社も価値を決めるのは市場であって登記簿謄本に値段が書いてあるわけじゃない。
普段はあまり法務局に行くことはないけど、それは登記するような取引をすることはまれだから。でも「千夜一夜物語」の世界にはよく公証人がでてきて、その辺に歩いてるのを捕まえてその場で公に通用する書類を作ったりする。Ethereum のスマートコントラクトはそのくらいの気軽さで公に記録を残すための仕組みととらえると面白いと思う。